top of page

​こどもの症状  よくある質問(Q&A)

当院 小児科について Q&A

Q.  

かかりつけ医が休診のとき、受診してもよい?

A:問題ありません。かかりつけ医から出ている薬は、なるべく同じ薬もしくは同じ効能の薬をお出しします。必要時の処方内容の変更については、変更理由を説明してご家族さまと相談の上で決めます。

Q.  

夜間救急と昼間の小児科の違いは?

A:夜間救急では、救急医が診察をします。昼間の小児科では小児科専門医による診察を行っています。 小児科医が不在にする時間は昼間でも救急医が診察をします。夜間救急では、その時に必要な検査や治療を行います。昼間の小児科では、風邪や体調不良の診察の他に、喘息やアレルギーの日常管理、アレルギー検査、夜尿などの日常生活の困りごと、検診異常の診察などについて対応します。

Q.  

小児科で血液検査、点滴はできる?

A:血液検査も点滴も可能です。救急外来併設のため、一般的な血液検査については院内で行うことが可能で、血液を採ってから20分程度で検査結果をお伝えできます。 詳しい項目についても外部へ発注して後日お伝えすることが可能です。小さいお子さまから点滴も行っています。

発熱に関する Q&A

Q.  

こどもが発熱。受診の目安は?

A:①ぐったりしておらず、水分摂取や睡眠ができており、熱以外の症状がひどくなければ、1日自宅で様子を見ても大丈夫です。 生後3ヶ月未満のお子さまの発熱のときには早めに受診してください。けいれん、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなどの症状がある場合は、時間帯に関わらず受診してください。 ②こどもの発熱のほとんどが、風邪などのウイルス感染症であり、重症化せずに体の免疫で自然に軽快します。熱があったとしても、遊んだり水分を摂ったり眠れたりできていれば緊急の受診は不要です。インフルエンザやコロナの検査についても発熱当日はウイルス量が十分に増えておらず、インフルエンザやコロナ感染であっても検査が陰性となること(偽陰性)があり、検査のタイミングとしても1日様子を見たほうが好ましいです。 ③発熱の原因が風邪であっても高熱が出ることはあり、高熱のせいで水分が摂れなかったり十分眠れなかったり機嫌が悪くなってしまうことがあります。そのような場合は解熱剤を使用して体温を少し下げてあげるだけでも楽になることがあります。手持ちの解熱剤がある場合には、先に解熱剤を使用してみてください。夜間、これから寝るだけのような時間であれば、首元や両方のわき、両足の付け根の部分を冷やしてあげることで解熱剤と同じように少し体温を下げる手助けになります。それで寝付けるようなときには翌日受診でもよいでしょう。解熱剤には治療効果はなく、『熱を一時的に少し下げる』ことが解熱剤の効果のため、早く治すために解熱剤を使用する必要はありません。 生後3か月未満のお子さまは、お母さんからもらった免疫もありますが、重症細菌感染のリスクもあるため、生後3か月未満のお子さまが発熱した場合には早めに受診を検討してください。厚着によるこもり熱であることもあるので37℃後半で元気に哺乳もできていれば、まずは薄着にして30分後に測定し直してみても良いです。 ぐったり感が強い、水分も口にしない、遊びなどにも興味を示さない、呼吸が荒いなどご家族からみていつもの風邪と違うなと思うようなことがありましたら、迷わず受診してください。 ④発熱が3日以上持続して解熱する傾向がないとき、肺雑音があるときや酸素の数値が悪いとき、発熱が持続しているのに原因がはっきりしないときには、血液検査やレントゲン検査、尿検査を行うことがあります。 ⑤状態に合わせて、血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも可能です。原因によっては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が必要と判断したら総合病院へ紹介します。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

Q.  

解熱剤は何℃で使う?

A:①体温の数値ではなく、発熱でお子さまがつらそうなときに使用してください。熱があって食欲がない、寝付けない、機嫌が悪いなどあれば使用してください。 一度使用したら6時間はあけてください。 ②解熱剤の効果は『一時的に体温を少し下げる』ことのみです。発熱の原因となっている感染症などの病気を治療する効果はありません。風邪など多くの感染症は、感染した本人の免疫の働きで原因となる病原体を倒すことで治っていきます。体の免疫反応で熱が出ます。発熱は体が必要としている反応ではありますが、発熱自体の影響で体がだるく感じたり、頭が痛くなったり、食欲が落ちたりします。そういった症状を一時的に和らげるための薬が解熱剤です。そのような症状がなく活気が残っていれば、高熱であっても解熱剤を使用する必要はありません。解熱剤は熱を1℃前後下げる効果しかなく、高熱の場合、通常平熱まで下がりません。風邪などの発熱の多くは、時間帯によって熱が上がったり下がったりするため、熱が上がっている途中で解熱剤を使用するとあまり熱が下がっていないように見えることがあります。逆に、熱が下がっているときに使用すると高熱から一気に平熱まで下がることもあります。解熱剤の効果としては4-5時間程度でなくなってしまうことが多いですが、短時間で繰り返し使用すると過剰投与になってしまう可能性があるため、一度使用したら6時間はあけるようにしてください。 ③解熱剤を使用して熱を下げても、水分が摂れない、ぐったりしている様子が続く、呼吸が荒いことが持続しているなど、お子さまの様子の改善がみられない場合には病院受診を検討してください。体温の高さは感染症の重症度とはあまり関係なく、40℃だからすぐに受診しなければならないというものではありません。40℃でも解熱剤を使用しながら、水分摂取などができていれば、夜間などは自宅で様子をみていただいて大丈夫です。しかし、42℃前後の発熱は通常の感染症ではあまり見られず、体の体温調節に異常がある可能性があるのですぐに病院を受診してください。 ④体温の高さのみで検査を決めることはありません。流行状況や診察結果によって、インフルエンザやコロナの検査を行うことがあります。発熱の原因がはっきりしないときや、お子さまの状態が悪そうなときには血液検査などを行うことがあります。 ⑤当院では、インフルエンザ、コロナ、溶連菌などの迅速検査の他に、状態に合わせて、血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも可能です。原因によっては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が必要と判断したら総合病院へ紹介します。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

Q.  

熱が3日間続いている。受診すべき?

A:①熱が3日間続いており、熱が下がってくる傾向がない、活気が落ちてきた、症状がひどくなってきた、風邪症状のない熱が続いているなどがあれば受診してください。 熱が下がり傾向で、水分摂取ができており、状態がよくなってきていれば、すぐに受診せず様子を見てもよいです。 川崎病症状(目の充血、唇の赤み、首の腫れ、発疹、手足の赤みなど)が2-3個揃ってきて熱が続いているようなら受診してください。 ②こどもの発熱の多くは風邪などのウイルス感染であり、自然に熱は下がっていきますが、解熱するまでの期間が長くなることもあります。多くの場合で、熱は上がったり下がったりしながら段々と平熱になっていきます。一方で、ウイルス感染をきっかけに肺炎や中耳炎などの細菌感染症になり、途中から抗生剤を必要とする場合もあります。また、風邪症状がないのによくわからない発熱が続いているときには、風邪以外の感染症(尿路感染症など)や発熱を起こす病気についても考えなくてはなりません。 ③熱が下がってくる傾向がないときや熱の原因がはっきりしない場合には発熱が3日続いている時点で一度検査を検討します。熱は続いているが、下がり傾向で元気な場合には、風邪の治り途中であると思われるため、すぐに受診する必要はありません。段々と活気が悪くなってきたり、症状がひどくなっているなどあれば熱が下がってきていても受診してください。 また、珍しい病気ですが発熱が続く病気に川崎病があります。最初は風邪症状のこともありますが、徐々に目の充血、唇の赤み・腫れ、首の腫れ・痛み、発疹、手足の赤み・むくみといった症状が増えてきます。症状のひとつひとつは他の風邪でも見られる症状ですが、同時に何個も満たすときには川崎病の可能性があるので、発熱が続いて2-3個症状を満たすときには病院を受診してください。 ④細菌感染を疑うとき、肺雑音があるときや酸素の数値が悪いとき、発熱が持続しているのに原因がはっきりしないときには、血液検査やレントゲン検査、尿検査を行うことがあります。 ⑤状態に合わせて、血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも可能です。原因によっては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が必要と判断したら総合病院へ紹介します。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

Q.  

発熱で血液検査は必要?

A:①多くの場合は、血液検査は不要です。発熱が長く、細菌感染を疑う場合や、症状が乏しく発熱の原因がはっきりしない場合、水分摂取不良で脱水が疑われるような場合に血液検査を行います。 また、生後3ヶ月未満のお子さまについては細菌感染のリスクが高いため、早めに血液検査を行うことがあります。 ②血液検査を行う理由の多くはウイルス感染か細菌感染かの見通しをつけるためです。こどもの発熱のほとんどが、風邪などのウイルス感染症であり、状態が落ち着いていて症状からも風邪として矛盾がなければ血液検査は行いません。しかし、最初は風邪でも途中から細菌感染を起こすこともあり、発熱が長くお子さまの調子が悪化していると判断すれば血液検査を行います。また、発熱が続いているのに咳や鼻水、嘔吐や下痢などの症状がなく、熱の原因がはっきりしない場合にも血液検査を行います。3ヶ月未満のお子さまについては、細菌感染を合併するリスクが年長児よりも高く、早めに血液検査を行うことがあります。 脱水が疑われる場合には血液検査で脱水を評価します。 ③熱が3日以上続いて下がる傾向がないとき、活気が落ちてきた、症状がひどくなってきた、風邪症状のない熱が続いているなどがあれば受診してください。 ④風邪症状など感染の原因がわかっている場合には、発熱3-5日目で熱の下がりが悪い時に血液検査を検討します。症状の悪化やお子さまの調子の悪さがあれば早めに行うことがあります。風邪症状が目立たず、原因がわからない発熱の場合には発熱3日目で血液検査を検討します。他の検査で原因が特定されれば血液検査を行わないこともあります。生後3ヶ月未満のお子さまについては、早めに血液検査を検討しますが、本人の元気があれば、発熱してすぐには血液検査を行わないこともあります。水分摂取も困難なときなど脱水が疑われる場合にも血液検査で脱水を評価しつつ、点滴で水分補充を行います。 ⑤状態に合わせて、血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも可能です。原因によっては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が必要と判断したら総合病院へ紹介します。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

咳について Q&A

Q.  

咳だけで元気な時、受診は必要?

A:①咳だけで元気があり食事摂取や睡眠も良好であれば、基本的には受診は不要です。 症状が悪化したり、2週間以上改善がないときには受診してください。 ②風邪のときの咳や鼻水に出される薬は、「症状を和らげる」薬であり、治療する薬ではありません。症状自体は自然に治るものですが、治るまでの間に症状が強く困っているときに症状を和らげるために使用します。そのため、元気で症状に困っていなければ薬をもらうために受診する必要はありません。なかでも、こどもの咳止めの薬は効果が乏しいものが多く、いわゆる咳止めは出さない小児科も多いです。1歳以上のお子さまは、はちみつが咳を和らげる効果があり、咳止め薬と同等かそれより効果が高いという報告もあります。1歳未満のお子さまには中毒のリスクがあり、決して使用しないでください。 症状が悪化してくる場合には、気管支炎や肺炎などの可能性があるため、受診してください。また、長期間持続する咳については、アレルギー性など他の原因の可能性もあるため受診を検討してください。 ③咳が悪化して呼吸がしづらそうなとき、咳で夜眠れないときや、2週間以上改善しないときには受診してください。 ④肺に雑音が聞こえるときには、レントゲンで肺炎や気管支炎の確認を行います。ゼイゼイがあるときには吸入処置を行います。 ⑤原因検索のため、画像検査や血液検査が可能です。血液検査でアレルギー検査も行えます。喘息が疑われるときには吸入を行います。 ⑥アレルギー性や喘息の可能性がある場合には、日常管理が重要なので、かかりつけへ情報提供を行います。当院での管理も可能です。

Q.  

ゼイゼイしているときの受診目安は?

A:①夜間は、顔色がよく落ち着いて眠れていれば翌朝に受診してください。顔色が悪いときや、呼吸が荒く苦しそうで眠れないようなときには早めに病院を受診してください。 ②こどもがゼイゼイする原因は、喘息や気管支炎だけではなく、唾液や鼻水が喉にからんだことによることもあります。喘息のゼイゼイは聴診器で聞かないとわからない場合も多く、ご家庭で聞こえるゼイゼイは鼻水が原因であることも少なくありません。仰向けから横向きに寝かせたり、背中から頭にかけて少しバスタオルなどで高くしてあげることで鼻水が喉でからみにくくなり、改善することもあります。枕を高くして頭だけをあげて首が曲がってしまうと逆効果なので避けてください。喘息でゼイゼイしている場合でも呼吸が落ち着いて眠れていれば、翌朝まで様子を見ていただいても構いません。クループ症候群という夜中にケンケンした咳とゼイゼイが強くなる病気もあります。いずれの場合でも、顔色が悪い、呼吸が荒く苦しそうで眠れないなどあれば病院を受診してください。 ③こどもの呼吸が苦しいサインとして、『鼻をヒクヒクさせて呼吸する』『肩で息をしている』『首筋や肋骨の間が凹みながら呼吸をしている』『いつもより呼吸が早い』『顔色が悪い』ことなどが挙げられます。そのようなサインがあれば病院を受診してください。また、眠れないほど止まらない咳とゼイゼイがある場合も病院を受診してください。 ④喘息やクループ症候群のゼイゼイと判断したら、吸入処置を行います。呼吸が苦しいサインがあれば、レントゲン検査や血液検査を行うことがあります。 ⑤吸入処置やレントゲン、血液検査が可能です。症状が強ければ、点滴から薬を入れることも可能です。酸素の数値が低ければ外来で一時的に酸素吸入もできますが、改善しなければ入院可能な施設へ紹介や搬送を行います。 ⑥アレルギー性や喘息の可能性がある場合には、日常管理が重要なので、かかりつけへ情報提供を行います。当院での管理も可能です。

Q.  

呼吸が早いのは危険?

A:①呼吸が早いのは、呼吸が苦しいサインの可能性もありますが、他の原因の可能性もあります。いつもより呼吸が早く、元気がないなど調子が悪そうなら病院を受診してください。 ②こどもの呼吸の回数は大人よりも多いのが正常です。小学校入学前なら1分間に30回で程度でも正常のことあります。いつもよりも早いかどうかで判断してください。呼吸が早いのは、呼吸が苦しいサインや脱水のサインのことがあります。一方で、発熱や緊張も原因となります。呼吸が苦しいときや脱水の場合には、呼吸の早さ以外にも調子が悪い症状があるため、調子が悪そうであれば病院を受診してください。 ③呼吸が悪いサインである『鼻をヒクヒクさせて呼吸する』『肩で息をしている』『首筋や肋骨の間が凹みながら呼吸をしている』『顔色が悪い』などの症状があれば病院を受診してください。また、脱水のサインである『尿量が減る』、『涙があまり流れない』、『唾液が少ない・口の中が乾いている』、『手足が冷たい』などがあっても同様に病院を受診してください。 風邪などで体温が上がっているときは、熱自体で呼吸が早いのか呼吸が苦しくて呼吸が早いのか悩む場合もあると思います。熱自体の影響であれば解熱剤を使用すると呼吸が落ち着くことがあるので、様子をみる目安になります。 ④呼吸の病気が原因で呼吸が早い場合には、レントゲン検査や血液検査を行うことがあります。脱水が原因で呼吸が早い場合には、血液検査や点滴を行うことがあります。 ⑤吸入処置やレントゲン、血液検査が可能です。脱水が原因と思われれば点滴を行います。入院が必要な状態であれば、総合病院へ紹介や搬送を行います。 ⑥アレルギー性や喘息の可能性がある場合には、日常管理が重要なので、かかりつけへ情報提供を行います。当院での管理も可能です。

脱水、嘔吐について Q&A

Q.  

脱水のサインは?

A:①『尿量が減る』、『涙があまり流れない』、『唾液が少ない・口の中が乾いている』、『手足が冷たい』などが脱水のときのサインです。 ②体に水分が足りない状態を脱水状態といいます。体は尿の量を調整して水分の調整を行います。余分な水分が多いときには尿の量を増やして体の外へ出し、水分が足りないときには尿の量を減らして水分の消費を減らします。尿量が減るのは水分が足りないときの一つのサインです。涙や唾液が減る、口の中が乾いているのも水分が足りないサインです。泣いた時にたくさん涙が出たり、よだれがたくさん垂れているうちは強い脱水はないでしょう。脱水があると体を流れる血液量も減り、体の大事な臓器へ血液を優先して送り、手足の血流を節約するため手足が冷たくなることがあります。手足が冷たいのは体の循環が悪くなっているサインですが、高熱が出るときにも似たような症状になります。 ③水分があまり摂れておらず、『尿量が減る』、『涙があまり流れない』、『唾液が少ない・口の中が乾いている』、『手足が冷たい』などがあれば病院を受診してください。また、水分が摂れていてもそれ以上に大量の下痢が出ているときにも脱水となることがあります。 ④脱水のサインがあり、診察でも脱水を疑うときには血液検査で脱水を評価しつつ点滴から水分補充を行います。 ⑤血液検査の結果、脱水の程度が強かったり低血糖がある場合には入院で点滴管理が必要となるため、総合病院へ紹介します。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

Q.  

嘔吐で点滴が必要になるのはどんなとき?

A:①水分摂取が十分にできない状態が続き、脱水のサインがあれば点滴を行います。また、アセトン血性嘔吐症が疑われるときにも点滴を行います。 ②嘔吐で水分摂取が少ないと徐々に体の水分が足りなくなり、脱水のサインが出てきます。水分摂取ができないときには点滴で水分の補充を行います。しかし、水分摂取方法を気をつけ、吐き気止めをうまく使えば点滴が必要ないことは多くあります。 こどもの嘔吐は胃腸炎や風邪など感染症によるものが多く、感染により胃の動きが低下していることが原因の一つです。胃の動きが悪いと、普段の量の食事や水分を一度に摂取したときに、胃がすぐにいっぱいになり、嘔吐します。 それを防ぐのに大事なことは、少しずつこまめに水分を摂ることと、嘔吐した後は2-3時間胃を休めることです。胃腸炎の嘔吐は1-2日で落ち着くことが多く、その時期に適切に水分摂取ができれば点滴なしで乗り切れます。 嘔吐が落ち着くまで食事は無理せず、消化にいいもの(おかゆ、ヨーグルト、ゼリーなど)を少量ずつ摂取するか、初日は食事はお休みでも大丈夫です。食事が少ない間は、水分はお茶や水ではなく、OS-1やスポーツドリンク、母乳やミルクなど糖分の入ったものにしてください。味が苦手であればジュースでも構いませんが、OS-1やスポーツドリンクの方がより適しています。糖分が足りなくなってしまうと、体にケトン体という吐き気や腹痛を引き起こす成分が溜まってしまい、アセトン血性嘔吐症という状態になって胃腸炎とは別の理由で嘔吐してしまいます。嘔吐するのでさらに糖分が摂取できず、負の循環になってしまうので、その場合には点滴から糖分を入れることで改善が見込めます。 ③嘔吐した後は少量の飲水でも再度嘔吐してしまうことが多く、嘔吐しきってから2-3時間は水分もお休みして、その後少しの水分から飲ませてください。体格にもよりますが、コップ1杯(200mL)程度を4-5時間かけてちょこちょこ飲めていれば、すぐに点滴が必要となる可能性は低いです。水分摂取方法を工夫しても嘔吐するときには病院を受診してください。また、アセトン血性嘔吐症を起こしやすいお子さまは早めに受診を検討してください。 ④脱水のサインがあったり、アセトン血性嘔吐症が疑われるときに点滴を行います。 ⑤血液検査の結果、脱水の程度が強かったり低血糖がある場合には入院で点滴管理が必要となるため、総合病院へ紹介します。また、嘔吐の原因検査としてお腹のレントゲンやエコー検査を行うことがあります。検査結果によっては紹介となることがあります。 ⑥継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能です。

熱性けいれんについて Q&A

Q.  

熱性けいれんが起きたら救急車を呼ぶ?

A:①5分以内に止まらなければ、救急車を呼んでください。病院が遠い場合などは早めに救急車を呼んでも構いません。 ②ヒトのけいれん発作は数分以内に自然に止まることが多いです。しかし、5分以上続く場合は自然に止まらず長時間持続する可能性が高くなるため、治療が必要になることがあります。 ③けいれん発作は5分以上続いた場合に薬の使用を考えます。5分以上続くけいれんであれば、救急車を呼んでください。実際には、救急車を呼んでから到着するまでの時間や救急車が到着してから病院へ搬送するまでの時間があるため、病院へのアクセスによっては少し様子を見て止まらなければ早めに救急車を呼んでも構いません。救急車が来るまでは、楽な体勢で寝かせて、嘔吐したときに誤嚥や窒息をしないように顔を横向けてあげてください。余裕があれば、けいれんの様子を動画で撮影しておくと診断の際に参考になります。 ④熱性けいれんの多くは自然に止まり、救急車が来るまでに止まってしまうことも珍しくありません。熱性けいれんで受診しても多くは検査が不要です。発熱の原因検査のためにインフルエンザやコロナの検査、血液検査を必要に応じて行うことがあります。また、けいれんが止まった後は眠くなってしまう時間がありますが、意識の戻りが悪かったりする場合には血液検査やCTやMRIなどの画像検査を行う場合があります。 ⑤熱性けいれんで救急搬送となった場合、病院へ到着するまでに止まっていることも多くあります。当院では基本的にけいれんの止まっている子の状態評価や経過観察、必要時の原因検査を行っています。当院到着時にけいれんが持続していれば点滴からけいれんを止める薬を投与することも可能です。 ⑥普段、別の病院で熱性けいれんをみてもらっているお子様でも、けいれん時の診察は可能です。けいれん予防の薬(ダイアップ®)が足りなくなった際にも当院で処方可能です。

Q.  

熱性けいれんは、何分続いたら危険?

A:①30分以上けいれんが続いた場合には、脳障害を残す可能性が出てきます。 ②けいれんが30分以上続くと、脳障害を残す可能性が出てきます。そのため、5分以上けいれんが続いた時点で治療を検討します。30分以内に自然にけいれんが止まった場合には後遺症が残る可能性はほとんどありません。 ③けいれんが5分以上続いていれば、すぐに救急車を呼んでください。 ④けいれんが5分以上続いている場合には、けいれんを止める薬の使用を考えます。薬は点滴で入れるものの他に、飲み薬、鼻から投与するもの、おしりから投与するもの、筋肉注射などがあります。けいれん時間が長い場合には点滴を取って、けいれんの原因の検査として血液検査やCTやMRIなどの画像検査を行います。 ⑤けいれん時間が長い場合には、総合病院での対応が望ましいですが、けいれん時間は長かったもののけいれんが止まっている場合には当院でも対応可能です。必要に応じて、総合病院への紹介や搬送を行います。 ⑥長時間のけいれんがあった場合には、けいれん予防の薬(ダイアップ®)を定期的に使用していくことも検討されるので、かかりつけへ情報提供を行います。当院でけいれん予防の管理を行うことも可能です。

bottom of page