
こどもの症状 よくある質問(Q&A)
Q.
こどもが発熱。受診の目安は?
A:1ぐったりしておらず、水分摂取や睡眠ができており、熱以外の症状がひどくなけれ ば、1 日自宅で様子を見ても大丈夫です。生後3ヶ月未満のお子さまの発熱のときには早 めに受診してください。けいれん、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなどの症状がある 場合は、時間帯に関わらず受診してください。 2こどもの発熱のほとんどが、風邪などのウイルス感染症であり、重症化せずに体の免疫 で自然に軽快します。熱があったとしても、遊んだり水分を摂ったり眠れたりできていれ ば緊急の受診は不要です。インフルエンザやコロナの検査についても発熱当日はウイルス 量が十分に増えておらず、インフルエンザやコロナ感染であっても検査が陰性となること (偽陰性)があり、検査のタイミングとしても1日様子を見たほうが好ましいです。 3発熱の原因が風邪であっても高熱が出ることはあり、高熱のせいで水分が摂れなかった り十分眠れなかったり機嫌が悪くなってしまうことがあります。そのような場合は解熱剤 を使用して体温を少し下げてあげるだけでも楽になることがあります。手持ちの解熱剤が ある場合には、先に解熱剤を使用してみてください。夜間、これから寝るだけのような時 間であれば、首元や両方のわき、両足の付け根の部分を冷やしてあげることで解熱剤と同 じように少し体温を下げる手助けになります。それで寝付けるようなときには翌日受診で もよいでしょう。解熱剤には治療効果はなく、『熱を一時的に少し下げる』ことが解熱剤 の効果のため、早く治すために解熱剤を使用する必要はありません。 生後3か月未満のお子さまは、お母さんからもらった免疫もありますが、重症細菌感染の リスクもあるため、生後3か月未満のお子さまが発熱した場合には早めに受診を検討して ください。厚着によるこもり熱であることもあるので 37°C後半で元気に哺乳もできていれ ば、まずは薄着にして 30 分後に測定し直してみても良いです。 ぐったり感が強い、水分も口にしない、遊びなどにも興味を示さない、呼吸が荒いなどご 家族からみていつもの風邪と違うなと思うようなことがありましたら、迷わず受診してく ださい。 4発熱が 3 日以上持続して解熱する傾向がないとき、肺雑音があるときや酸素の数値が悪 いとき、発熱が持続しているのに原因がはっきりしないときには、血液検査やレントゲン 検査、尿検査を行うことがあります。 5状態に合わせて、血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも 可能です。原因によっては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が 必要と判断したら総合病院へ紹介します。 6継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能で す。
Q.
解熱剤は何℃で使う?
A:1体温の数値ではなく、発熱でお子さまがつらそうなときに使用してください。熱が あって食欲がない、寝付けない、機嫌が悪いなどあれば使用してください。一度使用した ら 6 時間はあけてください。 2解熱剤の効果は『一時的に体温を少し下げる』ことのみです。発熱の原因となっている 感染症などの病気を治療する効果はありません。風邪など多くの感染症は、感染した本人 の免疫の働きで原因となる病原体を倒すことで治っていきます。体の免疫反応で熱が出ま す。発熱は体が必要としている反応ではありますが、発熱自体の影響で体がだるく感じた り、頭が痛くなったり、食欲が落ちたりします。そういった症状を一時的に和らげるため の薬が解熱剤です。そのような症状がなく活気が残っていれば、高熱であっても解熱剤を 使用する必要はありません。解熱剤は熱を1°C前後下げる効果しかなく、高熱の場合、通 常平熱まで下がりません。風邪などの発熱の多くは、時間帯によって熱が上がったり下が ったりするため、熱が上がっている途中で解熱剤を使用するとあまり熱が下がっていない ように見えることがあります。逆に、熱が下がっているときに使用すると高熱から一気に 平熱まで下がることもあります。解熱剤の効果としては 4-5 時間程度でなくなってしまう ことが多いですが、短時間で繰り返し使用すると過剰投与になってしまう可能性があるた め、一度使用したら6時間はあけるようにしてください。 3解熱剤を使用して熱を下げても、水分が摂れない、ぐったりしている様子が続く、呼吸 が荒いことが持続しているなど、お子さまの様子の改善がみられない場合には病院受診を 検討してください。体温の高さは感染症の重症度とはあまり関係なく、40°Cだからすぐに 受診しなければならないというものではありません。40°Cでも解熱剤を使用しながら、水 分摂取などができていれば、夜間などは自宅で様子をみていただいて大丈夫です。しか し、42°C前後の発熱は通常の感染症ではあまり見られず、体の体温調節に異常がある可能 性があるのですぐに病院を受診してください。 4体温の高さのみで検査を決めることはありません。流行状況や診察結果によって、イン フルエンザやコロナの検査を行うことがあります。発熱の原因がはっきりしないときや、 お子さまの状態が悪そうなときには血液検査などを行うことがあります。 5当院では、インフルエンザ、コロナ、溶連菌などの迅速検査の他に、状態に合わせて、 血液検査や画像検査などを行い、必要時には一緒に点滴を行うことも可能です。原因によ っては外来で抗生剤治療を行う場合もあります。詳しい検査や入院が必要と判断したら総 合病院へ紹介します。 6継続治療が必要な場合には、かかりつけへ情報提供します。当院での治療継続も可能で す。
